研究者

研究者一覧

研究者

2026.08.14 更新

加藤 晋
加藤 晋
CATO Susumu
所属部門比較現代経済部門 教授
専門分野厚生経済学、公共経済学
e-mailcato[at]iss.u-tokyo.ac.jp
[at]を@に置き換えてください。
個人ページhttps://sites.google.com/site/susumucato/
加藤 晋

経 歴

2024.04 - 現在 東京大学社会科学研究所教授
2024.04 - 現在 日本政策投資銀行設備投資研究所顧問
2018.05 - 2024.03 日本政策投資銀行設備投資研究所 客員主任研究員
2014.04 - 2024.03 東京大学社会科学研究所准教授
2012.04 - 2014.03 首都大学東京大学院社会科学研究科准教授
2009.04 - 2012.03 東京大学社会科学研究所助教

研究テーマ

1社会的選択理論
民主的な意思決定の背後にある論理構造を明らかにする.特に,アローの研究を嚆矢とする公理論的手法によって,社会的選好の合理性と人口構造の関連について研究を進めている.また,このような研究を通じて,社会の「幸福」「福祉」をいかにして測ることが可能であろうかという問題について考察している.
2価値論
状態の善さをいかにして測ることができるだろうか。道徳的価値の意味を問う作業を,公理的な分析枠組みを基にして検討している.特に,価値の根源が,一定の時間ごとに判断されるべきか,それとも,人生全体の厚生の集計値に基づいて判断されるべきか,分析している.
3人口倫理
ある政策が,人口に変化をもたらすような場合に,どのように道徳的判断を行うことができるだろうか.例えば,帰結だけに注目をして議論をするとしても,あるいは,功利主義的なアプローチをとることにコミットしたとしても,人口サイズの異なる二つの状態を比較する方法は自明ではない.このような人口倫理の問題に関する不可能性と可能性について分析を行う.
4産業組織論
第1に,市場に公営企業と私企業の存在する混合寡占市場の研究に取り組んできた.特に貿易との関連について検討を進めた.第2に,自由参入市場におけるさまざまな競争政策の経済厚生に与える影響について研究を進めている.第3に,寡占市場における合併やリーダー企業の存在の経済厚生に対する含意を検討している.
5最適な経済組織構造と賃金プロファイル
限定合理的な個人の存在する状況における,組織のガバナンス問題を検討している.
6環境問題と持続可能性
世代間公平性と持続可能性の関係を検討し,環境資源をどのように維持していくべきかを考察している.
7福祉と公正
多次元的な福祉の概念を構成し,公正な社会の達成するための最適な制度に関する研究を行っている.

主要業績

学術書

  • 宇野重規・加藤晋・井上彰(編)(2026)『リベラリズム:基礎からフロンティアまで』東京大学出版会
  • 宇野重規・加藤晋・飯田高(編)(2025)『社会科学のメソドロジー2:測ることの社会科学』東京大学出版会
  • 宇野重規・加藤晋・保城広至(編)(2025)『社会科学のメソドロジー1:価値と事象の社会科学』東京大学出版会
  • 加藤晋・ケネス・盛・マッケルウェイン(共編)(2024)『パンデミックと社会科学ーーポストコロナから見えてくるもの』勁草書房
  • 大瀧雅之・加藤晋(編)(2017)『ケインズとその時代を読む: 危機の時代の経済学ブックガイド』東京大学出版会

学術論文

MISC

  • 「COVID-19をめぐる政策・法制度」(司会:森大輔、基調講演:大竹文雄、パネリスト:太田匡彦・加藤晋・米村滋人), (2024).

教育活動

東京大学大学院 経済学研究科
「Formal Foundations of Politics, Philosophy, and Economics」